「君が約束を破ったということを考慮に入れます」←え?

I don't consider that you kept your promise.

君が約束を破ったということを考慮に入れます

《◆I consider that you didn't keep your promise. より普通》

Source: ジーニアス英和辞典

英文法の基礎で、not think that ~では「~ではないと思う」とthat節の内容を否定するこの現象を専門的には「否定辞上昇(neg-raising)」というらしいですが、いまだに慣れません。慣れないから意味が通じると確信、或いは不都合だと感じない限り「~と思わない」で本当はやっていきたいのです。

[ふつう私達は「~ではないと思う」というが、not は think の前に置く]――と言った説明を聞いてみなさんはピンとくるのでしょうか。

そもそも、~だとは思わない、という言い方を普通に使う私としては全然釈然としないわけでして。

 

ただ上の例文に関して

「~と思わない」式(=非・否定辞上昇)で訳すと

 

「君が約束を守ったことを考慮しません」

 

英文を何度見ても日本語的感覚からすると否定辞上昇しなければならないというのが不気味で仕方ないのだけど、否定辞上昇で意味は捉えないと訳が判らなくなること請け合いの文章も中には存在するので、やっぱり英文規則(文法)は守って訳すべきですね・・・